トルコで初の国立考古学研究機関設立を決定

ゼウグマ博物館のジプシーの少女

 

トルコで、何年にもわたって待ち望んでいた考古学研究機関の設立がついに決定され、トルコ南東部のガジアンテップ市長のファトマ・シャヒン氏は来るべき日に備えて機関のガイドラインについて話し合うべく考古学研究者たちを招集した。

 

2014年のデータによると、トルコではトルコ人による117の発掘調査と外国人による36の発掘調査が行われている。

また、トルコ人による82の科学的観点からの考古学調査と、外国人による14の科学的考古学調査が行われている。

 

 

この一連の動きにより、独自の考古学研究機関を持つことに至るわけだが、既にドイツ、オーストリア、米国、フランス、英国、日本、オランダの協力により設立されたアナトリア考古学研究所があるため、独自の研究機関設立の土壌は整っていたといえる。

 

 

ガジアンテップ大都市自治体は、EUと研究機関設立についてこれまで話し合ってきており、その内容としては、28のメンバー組織の参画と1000万ユーロの援助を含んでいる。

 

 

研究機関設立の機運は、2014年6月にその年のトルコでの考古学的成果の報告会で高まった。

 

ヨーロッパ文化遺産に貢献することを考え、EUはこのプロジェクトに多大な支援を行ってきた。

 

 

プロジェクトの一環として、科学的考古学発掘作業と、調査がアナトリア(小アジア)で、各種セミナーの開催と、アナトリアの考古学調査の成果の公表、歴史と宗教関連の図書館の設立が予定されている。

 

「地方議会では12年近くにわたり、ガジアンテップの歴史文化地区の発展について努力してきました。私はずっと、私が生まれ育ち、今も住んでいるこの地の遺産についてわかっていました。この土地を訪れるお客様は、この地には最初に何がありますかと尋ねます。それに対し、私は考古学的発見ですと答えます。」とシャヒン氏は語った。

 

 

「しかしながら、私たちは世界中に宣伝することはうまくいっていません。ガジアンテップのシンポジウムの時に、アナトリア考古学研究機関がないことに気付いたのです。この問題に対して、外務省、EUの大臣であるフォルカン・ボズクル氏、文化観光庁、欧州委員会のトルコ代表に接触しました。
プロジェクトは、ヨーロッパ文化への貢献について感謝され、EU側はこちらの提案を受け入れてくれました。」と彼女は語った。

 

 

この機関の重要性

トルコで発掘調査を行っている国々は研究機関を持っている。
調査機関からは、財政支援と科学的データを得ることができる。しかしながら、トルコ人による117の発掘調査では、科学調査機関がないため過去のトルコの考古学的成果からデータを得ることができない。

 

 

各大学間では、公表会以外での交流はほとんどない状態だ。すべての発掘調査でこの機関が重要とされている。

 

 

この機関はガジアンテップ大都市自治体の庇護下にあるため、トルコ全体の考古学センターになるのが妨げられるのではという懸念がある。
このような状況を避けるためには、大学間で学会を形成したり、委員会を組織し毎回機関長を決めるなどの試みが必要とされている。

 

 

大都市自治体の運営ではあっても、機関の運営は監視されるべきだし、文化観光庁からの基金を受けるべきだという提案もある。

 

 

この機関は、考古学界での雇用にも貢献することになるだろうと考えられている。

 

 

参照元メディア:www.hurriyetdailynews.com

 

参照元記事:http://www.hurriyetdailynews.com/turkey-set-for-first-national-institute-of-archaeology.aspx?pageID=238&nID=78268&NewsCatID=375

 

 

sannshoumoto